「もしもアニメ『北斗の拳』で「貴様、集金人か?」とモヒカンが述べているシーンが、ニセ科学問題に関するものだったら」と考えました

 モヒカンA:「ヒャッハッハ、ニセ科学を擁護していたブログを閉鎖に追い込んでやったぜ!」

 モヒカンB:「ああ、これで俺たちも名が上がるってもんだ!」

 モヒカンA:「これからも、ニセ科学を擁護するブロガーをいっぱい論破して、いっぱい閉鎖に追い込もうぜ!」

 モヒカンB:「ああ、ニセ科学を擁護しているブログは、ネット上の至るところにあるからな!」

 ケンシロウ:「……今朝、一般人のブログを閉鎖に追い込んだのは、お前たちか……」

 モヒカンA:「ああ、そうさ! あの一般人ときたら、こともあろうにブログ上で堂々とニセ科学を擁護してやがったんだ!」

 モヒカンB:「それを見つけた俺たちは、散々にツッコミを入れて、存分に吊るし上げて、とうとう閉鎖に追い込んだってわけよ!」

 モヒカンA:「あの一般人も素直に自分の科学的な間違いを認めりゃ良かったのによ、うろたえるだけで何ら具体的な釈明もできないバカなブロガーだったぜ!」

 ケンシロウ:「……一般人のブログを閉鎖に追い込んだ今は、気分がいいか……」

 モヒカンA:「うるせえな、いいに決まってんだろ、嬉々としてニセ科学を擁護していたバカなブログを、ネット上から永遠に消し去ってあげたんだからよ!」

 ケンシロウ:「……あの一般人は、ニセ科学を強固に推進していたわけでもない、単なるお気楽な一ブロガーにすぎなかった……」

 モヒカンA:「はあ? だから何だってんだよ、あの一般人がニセ科学に好意的な記事を書いてネット上に公開したことは事実だろうがよ!」

 ケンシロウ:「……それにもかかわらず、お前たちはありったけのdisを使用して、一般人のブログを吊るし上げの目に遭わせた……」

 モヒカンA:「分かってねえ奴だなお前は、いいか、あの一般人は賢い俺たちがニセ科学の有害性を事細かく説明してあげても、きょとんとするだけで全く理解を示さなかったんだ、disられるのも当然だろうがよ!」

 ケンシロウ:「……ニセ科学問題どころか、科学そのものに対してすら疎い一般人の心情を慮ることもなく、一方的に吊るし上げてネット上から退場させた代償は……お前たちのブログ炎上でつぐなえ!」

 モヒカンA:「なにを理不尽なことを言って……って、うわあ~っ、俺の大事なブログに、山ほどのネガコメがあ~っ!?」

 モヒカンB:「なに? ケンシロウとかいう名前の貴様、もしや、『穏健派のニセ科学批判者たちの指示』で、俺たちの行きすぎた言動を修正しに来たのか!?」

 ケンシロウ:「……」

 モヒカンB:「って、冗談だよ、マジなんだからもう、その空気……」

 モヒカンB:「あっ、そうだ、あんたに『いいね!』をあげるよ、俺は罵倒芸の論者たちから『いいね!』をもらうからさ、それならイーブンになるから許してくれるよね?」

 ケンシロウ:「……」

 モヒカンB:「あっ、やっぱり許してくれないみたいね……」

 モヒカンB:「じゃあ俺は、今から自分のブログに帰ってネガコメを決して送らないよう読者たちに命令するよ、というわけでさようならね♪」

 モヒカンB:「って、あちゃちゃちゃちゃっ! なんと俺のブログは、すでにネガコメが殺到して熱くなってるじゃないのよっ!?」

 モヒカンB:「もはや、ブログの閉鎖で対処するしか手段がなくなっちゃってるじゃないのよ!」

 モヒカンB:「いやはや、これだからインターネットは怖いんだよね、」

 モヒカンB:「なにをきっかけとして炎上するかなんて、自分で予測することは不可能なんだからね、」

 モヒカンB:「そこで見ているあなたも、ネット上は公の場だと認識して意見を発表したほうがいいかもね、がっちょーん!」(完)

「もしも漫画の『北斗の拳』に登場するクラブさんが、村人に向かって『ダメなAとダメなBのどちらか一方を選べ』と質問していたら」と考えました

 ナレーター:「その村人が運営するブログは、クラブさんに発見されました」

 クラブ:「見つけたぜ~、獲物だぜ~」

 村人:「な、なんですかあなたは? 私の記事に、難癖でもつける気ですか?」

 クラブ:「ふっふっふ、」

 クラブ:「言っている内容そのものは正しいが、態度が悪辣で不遜な論者のAと、」

 クラブ:「言っている内容そのものは正しくないが、態度が温和で優しい論者のB、」

 クラブ:「どちらか素敵な論者と思うか、」

 クラブ:「お前の好きなほうを選べ」

 クラブ:「どちらを選んだとしても、答えてもらったこと自体に俺は満足して帰り、結果、お前のブログは修正されないで済む」

 クラブ:「と言っているんだぜ?」

 村人:「いや、『と言っているんだぜ』と仰られても、いま初めて聞きましたが……」

 クラブ:「いいから、さっさと答えるんだ!」

 村人:「は、はい」

 村人:「ええと、どっちが私にとって、比較的マシな論者といえるんだろう?」

 村人:「あ、決めました、どっちもダメな論者と思いますが、あえて選ぶならば、Bの論者です」

 村人:「たとえ、言っていることの内容が正しくなくても、態度が温和な論者と対話するほうが、私には心地よいです」

 クラブ:「そうか、お前はBの論者を選ぶんだな、よしよし」

 クラブ:「お前の言うとおり、態度の優しい論者と対話していると、和みの至りになるよな」

 クラブ:「明らかに話している内容が間違っていたとしても、上辺の温和な雰囲気に思考を委ねる対話は、有益といえるよな」

 クラブ:「というわけで、お前に答えてもらったことに満足した俺は、このまま素直に帰ってあげるぜ」

 クラブ:「って、貴様ぁ~、言っていることの内容が正しくない論者を、肯定しやがったなあ~?」

 クラブ:「相手が間違ったことを言っているにもかかわらず、その場の温和な雰囲気を乱すことになるかも知れないと考えて、」

 クラブ:「仕方なくぎこちない笑顔でごまかして、話を早めに終わらせようとする村人のブログは、修正してやる!」

 村人:「そ、そんな、だったら私は、Aの論者を選びます」

 クラブ:「ほう、選択を変えたか、自主的に選択を変えたか、そうだよな、やっぱAの論者だよな」

 クラブ:「たとえ、態度が悪辣で不遜でも、言っていることの内容が正しい論者と対話することは、」

 クラブ:「有益な学びが次々と生まれて、つくづく楽しい時間を過ごせたと感じ入るよな、よしよし」

 クラブ:「って、貴様ぁ~、態度が悪辣で不遜な論者を、肯定しやがったなあ~?」

 クラブ:「礼儀を第一とするムラビト的思考のお前が、そんなことでどうすんだあ~?」

 クラブ:「日頃のモットーと違う答えを述べた村人のブログは、修正してやる!」

 村人:「な、なんですか、AとBのどちらを選んでも、結局わたしは駄目出しされる運命じゃないですか、」

 村人:「一体どういう構造の質問なんですか、そんな質問を考え出した時点で何かがおかしいとは思わなかったんですか、」

 村人:「あなたこそ反省すべきことがたくさんあるでしょうって……わわわわ、わなのしつもんっ!!」

 クラブ:「修正、完了」

 クラブ:「次の村人ブログに移動するぜ!!」

 すべてを見ていたリン:「かわいそうな村人さん。ケンを呼んで、悪党をお仕置きしてもらいましょう」

 バット:「ああ? あんなの放っておけよ、ダメな質問だと分かっていながら付き合った村人の自業自得だぜ」

 リン:「それもそうね」

 バット:「納得するのかよ」

 バット:「いつものように、ケンを呼べよ」

 リン:「村人の惨状に同情したけれど、あえてケンを呼ばない私もありかなって思うの」

 バット:「そうかよ、お前がそれでいいんなら、そうしろよ」

 リン:「ケーンっ! 逃げてーっ!」

 バット:「呼ぶのかよ、結局」「というか、逃げて欲しいのかよ」「どっちなんだよ」

「もしもガンダムの登場人物たちが、エルバッキーに関する台詞を述べたら」と考えました

 テム・レイ:「ええい、ケット・シーなど映さんでいい、エルバッキーを映せ、エルバッキーを」
 解説:テレビでUMA(未確認生物)の特集番組を見ていた時の台詞。
・・・・・
 『なに、エルバッキー作戦?』(解説:ドズルの台詞。シャアからの報告を、聞き間違えたようだ)

 『まあ良い。エルバッキーを送る。エルバッキー作戦のリーダーは、ネコでも良い』(ドズルの台詞。場の空気を和ませるための、ドズル流の冗談と思われる。シャアは淡々と対応した)

 『できるなら、相手のエルバッキーも手に入れろ』(ドズルの台詞。この発言は本心と思われる)
・・・・・
 『貴公は、そのエルバッキーの尻尾だな』(デギンの台詞。ギレンに対し、皮肉のつもりで言った。例え話を間違えたと思われる)

 『ま、飼ってみせます』(ギレンの台詞。ギレン本人は「勝利を収める」という意味で言ったはずだが、エルバッキーのことを考えていたデギンには、このように聞こえた)

 『エルバッキーの写真は、飼い犬に一部を食いちぎられたのだぞ』(デギンの台詞。ザビ家の将来を予言した。例え話を間違えている可能性あり)
・・・・・
 『エルバッキーを使います』(キシリアの台詞。ガンダムに対する切り札として期待した)

 『少しでもエルバッキーと思えるネコを登用する以外、ガンダムは倒せません』(エルバッキーに対するキシリアの期待の大きさが伺える台詞)

 『エルバッキーを、どこに配置されたのです?』(キシリアの台詞。エルバッキーの現状を気にしている)

 『ほう。デギン公王から話してはならないと通達なされたので?』(ギレンからエルバッキーの話題を強く制されて、訝るキシリア)
・・・・・
 『エルバッキーをか?』(ギレンの台詞。ガンダム打倒のためにエルバッキーを推すキリシアの真意を問い質した)

 『また、エルバッキーか』(ギレンの台詞。キリシアが本気と分かって、がっかりした)

 『ネコに拘り過ぎるな』(ギレンの台詞。エルバッキーに心を惹かれた身内に釘をさすための発言)

 『沈んだよ。人気が先行しすぎてな』(ギレンの台詞。加熱する身内のエルバッキーブームに、気落ちした)

 『父が、エルバッキーを手放すと思うのか?』(ギレンの台詞。確かに、エルバッキーが身近に居たら手放すはずがない)

 『では、そういうネコだ』(やや苛立ち気味に、エルバッキーを否定したギレンの台詞。あの漫画の「北斗の拳」でトキの人気に嫉妬したアミバ様の状態になる日も近い。「エルバッキー! エルバッキー! エルバッキー! どいつもこいつも、エルバッキーの話ばかりだ!」)

 『ふふふ、圧倒的じゃないか、エルバッキーの眼光は』(ギレンの台詞。キリシアからエルバッキーの姿を捉えたとされる写真を見せられて感心した)

 『諸君らが愛してくれたエルバッキーは、消えた……。なぜだ!』(ギレンの台詞。実は、ギレンも言い間違いをしたことがあった。これを聞いたシャアは予定していた台詞を急遽変更して、次のアドリブを述べた。「左遷されたからさ」)
・・・・・
 『エルバッキー! 謀ったな!』(ガルマの台詞。シャアから、「君の隣に座っているネコを呪うがいい」と言われて。ただし、ガルマの聞き間違いの可能性あり)
・・・・・
 『つべこべ、つべこべと! なぜ素直に、エルバッキーは実在しますと言えんのだ!』(ウォンの台詞。場の空気を読まないカミーユに対して)

 『修正されたくなければ、自分からエルバッキーを探せ』(クワトロの台詞。ネットモヒカン族的な大人の非情さをカミーユ自身に理解させるため、あえて突き放した)

 『エルバッキーは、居ない……』(カミーユの台詞。不思議な言動が多い彼も、さすがにエルバッキーの話題にはついていけなかった)

 『エルバッキーは、見込みがありません。ただのネコなんだ……』(ネットモヒカン族的な大人から冷たい修正を受け続けても、カミーユは自分の主張を貫いた。今後の成長が楽しみな若者である)

 『エルバッキーを、いじめたな!』(エマを救う場面での発言。普段のカミーユに戻った。ある意味、安心である)
・・・・・
 『エルバッキーではない。ネコは、そう簡単に変わるものではない』(ジャミトフの台詞。この時点でエルバッキーを認めていれば、その後のシロッコも行動を変えていたかもしれない)
・・・・・
 『エルバッキーか!』(ハマーンの台詞。普通のネコに見えるエルバッキーだが、ハマーンは直ぐに正体を見破った)

 『宇宙生物が、私に!』(ハマーンの台詞。エルバッキーの実力を目の当たりにして)

 『猫被りは捨てろ!』(無邪気に近寄ってくるエルバッキーに対し、ハマーンが困惑して述べた台詞)

 『大したネコだったよ、エルバッキー』(愛らしいエルバッキーの姿を傍で見つめて、満足するハマーン)

 『放し飼いの余地がないとするならば、ここがネコの棲家となるな』(エルバッキーの今後の生活環境を考えるハマーン)

 『私の都合を洞察できないネコは、排除すべきだ!』(急に、そっぽを向いたエルバッキーを振り向かせるための発言)

 『こう暗くては、タペータムが使えまい!』(ネコの能力に詳しいことをアピールして、エルバッキーの関心を引こうとするハマーン)

 『ここで続けるか、終わりにするか、ネコ!』(ツンツンキャラから、ツンデレキャラに変更するタイミングを計っていたときの発言)

 『エルバッキー。私のところに来ていれば……』(エルバッキーとの別れに、思いを馳せるハーマン)
・・・・・
 『ネコだ、ネコだ、ネコだ! エルバッキーではない!』(カガリの台詞。普通のネコとは何かが違うと思いながらも、理性で否定)
・・・・・
 『受け止めてあげるべきだな。姿がネコであるが故の、人間達からの誤認というものを』(エルバッキーと思しきネコが目の前に現れたときの、シャアの台詞)

 『餌を与えよう。どうだ。……馬鹿な? マタタビのはずだ!』(マタタビに見向きもしないエルバッキーに驚いたときの、シャアの台詞)

 『宇宙ネコと普通ネコの違いが決定的戦力差ではないことを、教えてやる!』(エルバッキーの移動速度は通常のネコの三倍と判断したときの、シャアの台詞)

 『ええい、エルバッキーは化け猫か!』(いつの間にかモビルスーツに同乗していたエルバッキーに、思わずシャアが放った言葉)

 『エルバッキーの眼が、異常なほどの光を私に放って来る? ……冗談ではない!』(エルバッキーに見つめられて翻弄される自分を、奮い立たせようとするシャア)

 『今の私では、エルバッキーを制御することができん』(エルバッキーの実力を認めたときのシャア)

 『教えてくれ、ララァ。私は、エルバッキーをどうしたら良いのだ……』(エルバッキーとの実力差に打ちのめされたときのシャア)

 『ならば、飼いネコになれ!』(エルバッキーの懐柔を試みたときのシャア)

 『ガルマ、私の手向けだ。エルバッキーと仲良く暮らすがいい』(自分の傍から離れていくエルバッキーを見送ったときの、シャアの台詞)

・・・・・
 『ネコだよ、それは!』(シャアからエルバッキーの話を聞かされて、思わず言ってしまったアムロの台詞。彼らしい率直な発言である)
・・・・
 テム・レイ:「それで良いのだテレビクルー、ふふふ、あの新しいネコのおかげだ、視聴率が上がるぞ、あはは、エルバッキー万歳だ、あはは」
 解説:散々待たされた挙句、ようやくテレビ画面にエルバッキーの姿が映し出されて喜んだ時の台詞。

「もしもアニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する人物(カミーユ、ジェリド、ウォン、クワトロ、エマ、ライラ、ヘンケン、ブレックス、シーサー)が、罵倒芸の論者だったら」と考えました

 『秒リプです!』解説:カミーユが、よそのブログの議論に参加する時に述べた言葉。

 『なんだ、偽善者か』解説:ジェリドが、上辺の礼儀を見せるカミーユさんを評した言葉。

 『上辺の礼儀で、何が悪い! この僕は、誰からも好かれる論者で居たいんだ!』解説:カミーユがジェリドさんに反論した時の言葉。

 『ああ、そうかい。なら、礼儀正しくdisってやるよ』解説:カミーユの主張を修正した時の、ジェリドの言葉。

 『ははは、一方的にdisられる悲しさと悔しさを、君たちにも教えてやろうか!』解説:よそのブログの議論で一蹴されたカミーユが、自分のブログに帰って来た時に、愛読者たちに向かって述べた言葉。

 『つべこべ、つべこべと! なぜ素直に、「駄目な罵倒芸を披露してごめんなさい」と言えんのだ!』解説:あのウォンが、カミーユを叱った時の言葉。

 『罵倒芸は、良くない……』解説:カミーユがウォンさんに反論した時の言葉。

 『罵倒芸の支度を急げ』解説:よその議論に赴くエマさんが、カミーユに向かって述べた言葉。

 『嫌ですよ、なぜ僕が罵倒芸を、うわ!?』解説:カミーユが罵倒芸を拒否したところ、エマからdisられた。

 『議論の場で修正されることが嫌ならば、自分のdis力を発揮しろ』解説:クワトロが、カミーユを叱った時の言葉。

 『僕は、dis力に見込みがありません。僕は、罵倒芸に向かない論者なんだ』解説:カミーユが弁明した時の言葉。

 『エマさんをdisったな!』解説:あのカクリコンさんの罵倒芸を目撃した時の、カミーユの言葉。

 『直感で分かったんです。エマさんが論破される寸前だって』解説:エマから、「なぜ援護に来た?」と問われてカミーユが答えた言葉。

 『ありがとう。あなたが一緒にdisってくれていなければ、かつての仲間だったカクリコンに論破されていたわ』解説:議論を勝利で終えたエマが、カミーユに感謝の気持ちを述べた時の言葉。

 【ライラがジェリドに説教した時の言葉
 『なんだ、習いに来たのか。気持ちは分かるけど、あんたに真の罵倒芸の習得は無理だね』

 『駄目なdisを上乗せしに来るなんて、律儀だね』

 『人格攻撃と真の罵倒芸は別物だって、どうして地球人には分からないんだ』

 『そんなdisり方、煽り方、全てあんたの個人的な罵倒芸だろう? 相手に合わせた罵倒芸になっていないじゃないか』

 『このあたしにはね、あんたが付き合ってきた過去の議論と同じようにdisったって、通用しないんだよ』

 『単なる中傷と、美しいdisは違うね』

 『新しい議論の場、新しい論敵、新しい対話の事態に遇えば、違う罵倒芸を披露しなくちゃならないんだよ』

 『都合の良いdisしか見ない者に、自分の罵倒芸を簡単に変えられるものか』

 『口に良薬苦しのdisも見ていれば、ガンダムMk-Ⅱを操る者との議論にも勝てたはずだろう?』

 『うん、これからも罵倒芸を教えてあげる』

 『ログの宇宙に、己のdis力を発散させる、か……』解説:ライラから教えてもらった罵倒芸の心得を、メモ帳に書き留めるジェリドの言葉。

 【ライラがカミーユと議論した時の言葉
 『負けるものか、あんなお子様論者に』

 『ジェリド、油断するな。奴のdisは、ただものじゃない』

 『そうか。私は今、あのお子様論者のdisり方を、ただものじゃないと評価した。この理解の仕方が、無意識のうちに反感となる』

 『これが……。私が、ムラビト的論者ということなのか』

 【ある日の、ヘンケンたちの会話
 シーサー:「論敵、発見!」
 ヘンケン:「チッ!」
 ブレックス:「こういうものだ。午後の紅茶とマフィンでのんびりしている時に、ネットモヒカンたちは現れる」

 ヘンケン:「罵倒芸のレーザー回線を開け。ネットモヒカンたちのコメント群に、disの照準を合わせるんだ」
 シーサー:「全部は無理です!」
 ヘンケン:「disってみてから言うんだよ!」

 ジェリド:「……ぶつぶつ。罵倒芸を徹すると決めたからには、礼儀を封印して勝つことも議論のあり方の一つのはずだ。より大きな名声を得るためには……。ん、ネットモヒカン族を捕捉したのか?」

 『つべこべ、つべこべと! なぜ素直に、「ネットマナーを唾棄します」と言えんのだ!』解説:あのウォンが、礼儀に未練を見せるカミーユを叱った時の言葉。

創作小話『ネットの果てにある森に逃げ込んだニセ科学擁護ブロガーを探索した者たち』

 その論者たちは、ネットの果てにある森に身を隠した『ニセ科学擁護ブロガー』を探し出すために集まっていました。

 リーダーを名乗り出た「礼儀を重視する論者」は、他の論者たちに向かって言いました。
 「それでは皆さん、今から捜索を始めてください。私は、ここで待機しています」

 「ニセ科学擁護ブロガーさんが見つかったら、すぐに報告してください。この私がニセ科学擁護ブロガーさんに、誠実な議論の仕方を教えてあげます」

 「そうすれば、次こそはニセ科学擁護ブロガーさんも、鋭いツッコミをもらった時に、逆切れして後釣り宣言して逃げ出すような真似はしないでしょう」

 それを聞いた罵倒芸の論者は、不満そうに言いました。
 「諸君は、ニセ科学擁護ブロガーを探し出して議論を再開するつもりのようだが、私はその必要性を感じていない」

 「そもそも、後釣り宣言などという負け惜しみの捨て台詞を吐いて逃げ出すくらいならば、最初から議論の場に出てこなければ良かったのだ」
 「しかも、科学無知の身でありながら、散々にドヤ顔を披露して私を不愉快にさせた愚かなニセ科学擁護ブロガーなど、まったくの放置でかまわない」

 ネットモヒカン的な論者は、火炎放射器を掲げて言いました。
 「消毒だあ! ニセ科学擁護ブロガーが逃げ込んだ森は、消毒だあ!」

 他の論者たちは、「いかにもネットモヒカンらしいパフォーマンスだ」と思いながら見ていました。

 ネットモヒカン的な論者は、火炎放射器を森に向けて構えました。「熱いぜ~。熱くて枯れるぜ~」
 他の論者たちは、急いでとめました。

 ネットモヒカン的な論者は、「燃料は入っていないのに。この場を盛り上げようとしただけなのに」と呟きながら、丸腰で森に飛び込みました。
 「ヒャッハッハ、山狩りだあ!」「いや、森狩りだあ!」

 穏健なニセ科学批判者は、拡声器で呼びかけながら森の中に入って行きました。
 「ニセ科学擁護ブロガーさん、出てきてください。あなたの言い分を聞いてあげます」
 「この私は、一方的に科学的な間違いを指摘するようなことは致しません」
 「ニセ科学擁護ブロガーさんの心情に優しく寄り添い、粘り強く対話し、信用を形成したのちに、科学的な間違いを指摘してあげます」

 自称中立の論者も、拡声器で呼びかけながら森に入りました。
 「この私は、第三者で公平無私で絶対的な中立の傍観者です」
 「もちろん、ニセ科学擁護ブロガーさんと一緒に、ニセ科学批判者たちをdisってあげることも可能です」
 「中でも特に自然科学者たちに対しては、ルサンチマンを剥き出しにしたdisを送ってあげます」

 苛烈なニセ科学批判者は、ゆっくりと森の中に入って行きました。
 手ごろな茂みに身を潜め、なにか動くものはないかと辺りを観察しました。

 すると、滝の近くで休憩していた一般市民を発見しました。
 苛烈なニセ科学批判者は、一般市民に向かって、「ニセ科学擁護ブロガーを見なかったか」と問いかけました。
 一般市民は、「なんのことか、分からない」と答えました。

 苛烈なニセ科学批判者は、しばらく一般市民と会話した後、一緒に森を出ました。
 それを見た他の論者たちは、「その御方は、いったい誰なんです? 我々が探しているニセ科学擁護ブロガーさんとは、別人のようですが?」と質問しました。

 一般市民は、疲れきった様子で答えました。
 「ええ、私は単なる科学の素人です」
 「それゆえに、私はマイナスイオンの健康効果がニセ科学的だと言われても、すぐには理解できませんでした」
 「はい、苛烈なニセ科学批判者さんから叱られても、文句は言えない身です。本当に、すみませんでした」
 「もう二度と、マイナスイオン目的で滝を訪れたりなどしません……。ええ、絶対に」(完)

「もしも山登りを趣味とする人が、漫画の『HELLSING』風のセリフを述べたら」と考えました

 『快適な登山道に飽きた人

 その漫画の『HELLSING』風のブロガーは、愛読者たちに向かって語り始めた。
 ブロガー:「諸君、私は山登りが好きだ」
 「諸君、私は山登りが大好きだ」

 「最近の私は、ある著名な山に登った。終始、立派な登山道だった」
 「だが、敷かれたレールをただ進むだけという感覚が生じ、私は胸がシュンとする気持ちになった」
 「親切な道標が幾つも設置されていたが、安心よりも嫌気を覚えた」

 ブロガー:「諸君。私は、お手軽な登山に疑問を抱いている」
 「諸君。私の登山に付き従う諸君。君達は、登山に何を求めている?更なる、お手軽登山を望むか?」
 「お仕着せの登山を続けたいか?それとも、冒険心が踊るヤブ山を望むか?」

 愛読者達の声:「ヤブ山! ヤブ山! ヤブ山!」

 ブロガー:「よろしい。ならば、ヤブ山だ」
 「諸君と私は、まだ登山を始めて半年足らずの初心者に過ぎない」

 「しかし、諸君の心意気の高さは、8000m級の山の13座に匹敵すると私は信じている」
 「ならば我々は、諸君と私で14座を制覇した登山家集団ということになる」
 「お手軽登山で眠りこけていた冒険心を、叩き起こそう」
 「ヤブ山の魅力をネット上で語り、一般人の関心をつかんで賛同の意を引きずり出し、野生の勘を思い出させよう」

 愛読者達の声:「思い出させよう! 思い出させよう! 思い出させよう!」

 ブロガー:「サンダルやスニーカーで登山する者達に、我々の登山靴の音を思い出させてやる」
 「人工的に整備された登山道で満足する者達に、本来の自然の姿を思い出させてやる」
 「我々は、今まさに未踏のルートを穿とうとするハーケン状態だ。大手を振って歩ける快適な登山道では、もはや物足りない!」
 「ヤブ漕ぎを! 一心不乱のヤブ漕ぎを!」

 愛読者達の声:「ヤブ漕ぎを! ヤブ漕ぎを! ヤブ漕ぎを!」

 その翌日、ブロガーと愛読者達はヤブ山の麓に集合した。
 ブロガー:「GPS、捕捉開始」
 「車道から沢に下りて、対岸に渡渉」
 「林業関係者が設置した索道の控えワイヤーを、回避」
 「ハイドレーション、解除。水分を補給」
 「初めてのヤブ山、目標は山頂の三角点。行くぞ、諸君!」

 愛読者達の声:「行くぞ私達! 行くぞ私達! 行くぞ私達!」

 その後、ヤブ山から帰ってきたブロガーは、感想の記事を書いた。
 ブロガー:「イバラが多かった。倒木も多かった。石ころが歩行を微妙に妨げた。丸太の橋は腐っていた」
 「土砂崩れで道が無くなっていた。迂回路は無かった。撤退するしかなかった」

 ブロガー:「帰った後も、服が埃だらけで洗濯が大変だった」
 「全身すり傷だらけで風呂に入るのも難儀した」
 「筋肉痛が、半端ない」
 「職場の同僚から『どこの山に登ってきたの?』と聞かれたので、山名を伝えたところ、『ふうん……』という薄いリアクションだった」

 ブロガー:「というわけで、ヤブ山なんて二度と行きません」(完)

「もしも『Ζガンダム』のクワトロさんとカミーユさんが、『林道が工事中のときには必要性を疑問視し、林道が完成したときは好きなだけ使い倒そうとする登山客』の実在性について語っていたら」と考えました

 クワトロ:「このネット上には、次のような登山客が実在するはずだ」

 【クワトロが想像する登山客の姿
 ・まずは、知らない山に向かう
 ・知らない山に到着し、ワクワクしながら登る
 ・登山道の途中で、林道の工事現場を目撃する
 ・ワクワクな気持ちが醒める
 ・次のように疑問を呈する

 『この林道は、この山にとって、本当に必要な林道なのだろうか?』
 『いや、そんなことはどうでもよい』
 『人手が全く加えられていない原始の山が好きな私にとっては、興ざめの対象にすぎない』
 『この人工的で野暮な山には、二度と来ない

 ・しばらく時が経ったころ、林道の完成を知る
 ・真っ先に駆けつける
 ・好きなだけ車で林道を通行する
 ・バリエーション登山を、存分に楽しむ
 ・もちろん帰りも車で林道を通行する

 ・自宅に到着する
 ・シャワーで汗を洗い流す
 ・リビングで一息つく
 ・書斎に赴く
 ・自ブログに登山の感想を書き込む
 『新しい林道のおかげで、信じられないくらい楽な登山ができました♪』
 『これからも、あの林道を使い倒してみせますね♪』
 『舗装が剥げて、路面が穴ぼこだらけになるまで使い倒しますね♪』

 クワトロ:「このような登山客がネット上に一人くらいは実在するはずだ。それを探せ、行くぞ!」

 カミーユ:「居るわけないだろ、そんな矛盾した登山客なんて!

「もしも『ガンダム』のブライトさんが、『苛烈なニセ科学批判』について物申したら」と考えました

 『ブライトさんがやって来る。だあ、だあ、だあ
 (注:この言葉は、ビートルズの曲「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と、川村美香さんの漫画「だぁ!だぁ!だぁ!」を参考にして作りました)

 ナレーター:「そのティターンズ的なブログは、今日も会話が弾んでいた」

 ブライト:「なぜ、科学素人の間違いを取り上げて細かく批判するのですか? 他にもっと、批判しなければいけないメジャーなニセ科学推進者がたくさん、うあ!?」

 エマ:「ブライトさん! コメント送信ボタンを、途中で押して?」

 バスク:「放っておけ」

 バスク:「一般のニセ科学批判者は、黙っていろ。ここは、苛烈なニセ科学批判のブログである。穏健派のブログとは、やり方が違う」

 ブライト:「苛烈だろうと穏健だろうと、事情を良く知らない市民たちからは、同じニセ科学批判の者として見られることには変わりがないでしょう」

 バスク:「ここは、真のネットモヒカン族と手を組んで、ニセ科学の撲滅を目指しているブログだ」

 バスク:「科学無知の市民たちから反発されたくないあまりに、言葉を濁らせている穏健派の都合など、いちいち考えて苛烈な批判活動ができるか」

 ブライト:「苛烈化を進めれば進めるほど、逆に市民の科学不信を育てるだけです。なぜ、それがお分かりにならないのです?」

 カクリコン:「そこの、戦略が甘いニセ科学批判者! ブログ主のバスクさまは、黙れと仰っている!」

 ブライト:「貴様、常連の読者である私に向かって、」

 カクリコン:「ここは、苛烈なニセ科学批判ブログだと言ったはずだ! 一般のブログの規律は、通用しない!」

 ブライト:「市民の反感を育てておいて、なにを言うか!」

 苛烈なニセ科学批判ブログの、愛読者:「一般のニセ科学批判者は、黙っていろ! でえい、ワンニャー!」

 ブライト:「貴様……。だあああっ、ニャンちゅう!」(完)

「もしもアニメ『起動戦士ガンダム』のマ・クベさんとバロムさんが、『ニセ科学に好意的な記事を公開して読者たちから注意された際に開き直ってドヤ顔を決めるブロガー』を擁護してあげるべきか否かについて語ったら」と考えました

 ナレーター:「休憩中でネットを閲覧中だったマ・クベたちは、読者からの批判が殺到しているブログを偶然に発見した」

 マ・クベ:「ニセ科学問題に関する騒動か?」

 ジオン兵:「はい。そのブロガーは、ニセ科学に好意的な記事を書いてネット上に公開したのです」

 ジオン兵:「その後、読者から注意されたブロガーは、次のように開き直ったのです」

 あるブロガー:『言っておくが、この私は次のような立場の者である』
 【よそのサイトで見かけた「科学的に怪しい記事」を、自分のブログで何気なく悪意なく「紹介しただけ」の、むっちゃ客観的な立場】
 【そんな私が書いた記事を鵜呑みにして信じるか信じないかなんて、読む側のリテラシー次第でしょ、なに私に責任転嫁してんのよ、という突き放した立場】

 あるブロガー:『このような理由により、私の記事が批判される筋合いは一つもない』
 あるブロガー:『どうしても文句を言いたいのであれば、この私にではなく、』

 【出どころ不明の噂によると、罵倒芸農法(注:畑・水・肥料・農機具などをdisりながら作物を育てる農法)で作った野菜の栄養成分の量は、通常の慣行農法で作った野菜の3億倍と判明したらしいです?】

 『などと、デタラメな記事を書いたサイトの主に向かって言いたまえ』

 ジオン兵:「以上のような反論を行ってドヤ顔を決めたブロガーでしたが、かえって多くのニセ科学批判者たちを呼び寄せてしまい、ブログの炎上に至ったようです」

 バロム:「よし、その議論に参加して、冷徹なツッコミを見せるニセ科学批判者たちに向かって、『ドヤ顔で開き直ったブロガーの心情に優しく寄り添うべきだ』と説教しろ」

 マ・クベ:「ムラビトとネットモヒカン族の乖離は、深刻のようだな」

 バロム:「はっ?」

 マ・クベ:「科学リテラシーが低い一般市民のブログ炎上など、かまわず放置するように」

 バロム:「失礼ですが、マ・クベ殿は科学リテラシーが低い人の気持ちを分かっておられない」

 マ・クベ:「私が?」

 バロム:「このようなとき、『どこぞに居る心の温かいニセ科学批判批判者が、傍観の立場を捨てて応援に駆けつけてくれるはず』と信じているからこそ、科学リテラシーが低いブロガーはニセ科学批判者たちと対峙する気力を保つことができるのです」

 ジオン兵:「急がないと、科学リテラシーの低いブログが閉鎖に追い込まれてしまいます」

 マ・クベ:「……分かった。科学リテラシーが低いムラビトのブログに、援護の論者を派遣しろ」
・・・・・
 ゼナ:「あの新手の論者は……? いかなる時にも『科学とニセ科学は相対的には同じです』という主張を繰り返す、悪しき相対主義者なのでは?」

 ゼナ:「ミネバ、これで炎上が続いていたブロガーは助かったのですよ」

 ゼナ:「悪しき相対主義者が現れたということは、あのブログで行われていた議論は、間もなく消耗戦に移行するのですよ」

 ゼナ:「その消耗戦が極まった先には、次のような勝利宣言を見ることができるのですよ」

 悪しき相対主義者の勝利宣言:
 『あの疲れきった表情を見せるニセ科学批判者たちは、反論を中止して帰っていきました』
 『この事実により、あるブロガーさんの主張は正しかったという理屈になります』
 『なにしろ私は、【議論に疲れて帰る行為=あるブロガーさんの主張に変な部分は一つもないと認めた行為】という式を脳内に作っているからです』
 『俺理論ではないです』

 あるブロガー:「ううむ……」
 「あ、いや、このような飛躍した論理を唱える者であっても、味方がゼロの状況よりはマシである」
 「と、今は無理やり容認しておく」

 【教訓】この話は、集中的な批判を受けて焦りが頂点に達したブロガーは、どんなにつまらない擁護の論であっても見境なく受け入れてしまうという現実を明らかにしています。

「もしもアニメ『起動戦士ガンダム』のアムロさんがニセ科学批判に取り組んでいて、しかも途中でやる気を失っていたら」と考えました

 『ニセ科学批判に疲れていたアムロ

 ナレーター:「あるネット上で、ブロガーのAさんが自論を述べていた」

 Aさん:「新奇な事柄を絶対に認めようとしない頭の固いニセ科学批判者たちに、今から私がお説教してあげます」

 Aさん:「ニセ科学とまともな科学は、相対的に同じです」

 Aさん:「現時点でニセ科学と評されている説であっても、遠い未来のどこかの時点で『実は、まともな科学でした』と判明する可能性も、ゼロではありません」

 Aさん:「たとえば、あの星図とマヤの都市の位置は関係があるはずだ、そして主流の学者すら認識していない幻のマヤ遺跡があるはずだ、そう思って衛星画像を調べたら、本当にマヤ遺跡を発見したんだ、けっして休耕田の跡なんかじゃないんだというカナダの少年も、遠い将来に評価が変わる可能性もゼロではありません」

 Aさん:「さて、次に紹介する記事でもニセ科学の重要性について語られています」
 (2021年4月13日の追記:現在は閲覧できなくなっているようです)
 【関西の議論】STAP騒動の「虚」と「実」…若手研究者が「タブーなし」で語った“科学の現場”+(3/4ページ)

 Aさん:「紹介した記事の内容を、私なりに要約します」

 『科学の研究においては、少しくらいデタラメなデータがあっても良い』
 『むしろ、どんどんデータをでっちあげるべきである』
 『だって……。結局は、科学の大発見に繋がるのですから!』

 『なにしろ、あの昔の科学者であるニュートンだって、自分の理論に説得力を持たせるためにデータをでっちあげていたのですよ!』
 『なのになぜ、現代の科学者がデータをでっちあげちゃ駄目なのよ!? おかしいでしょ、どう考えても!(怒)』

 Aさん:「このように、ニセ科学を絶対に駄目だと決めつけることは、既存の科学の常識に囚われて思考が停止している証拠なのです」

 Aさん:「というわけで、世のニセ科学批判者たちは固い頭を反省してください」

 Aさん:「以上で、私の説教を終わります」

 ナレーター:「聞き終えたニセ科学批判者たちは、Aさんの真意が今ひとつ分からなかった。そこで、直接問いただすことを決めた」

 ブライト:「今からA氏のブログに赴いて、ツッコミのコメントを投稿する」

 アムロ:「わざわざ、こちらから行くことないでしょう。それでなくったって僕は、ニセ科学推進者との論争で疲れているんだ」

 ブライト:「なんだと?」

 リュウ:「まあまあ。最近の俺たちは、アムロの弁舌に頼りすぎていた。今日は、休ませてあげよう」

 ナレーター:「その翌日、ブライトたちのブログにAさんが現れた」

 Aさん:「言っておきますが、この世にはニセ科学と呼べるものなど一つも存在しません」

 Aさん:「あるいは、すべての科学がニセ科学と言えます」

 リード:「よし、ブログの常連はA氏の対応を急げ」

 カイ:「また自称中立の奴が相手かよ

 ハヤト:「僕が質問します。リュウさんも、続けてお願いします」

 リュウ:「この俺は、ニセ科学とまともな科学を同等に扱う論者との対話は不慣れだから、指示してくれよ」

 ハヤト:「はい」

 ナレーター:「その頃、アムロは精神的な疲労が蓄積していることをフラウに訴えていた」

 アムロ:「君なら分かってくれると思ったけど」

 フラウ:「私には分からないわよ。他の皆さんだって疲れているけど、Aさんを相手に論争する覚悟を決めたみたいよ」

 アムロ:「他のみんなは、これから嫌になるのさ。僕は違う。僕は、ニセ科学とまともな科学をごっちゃにして語るログを、ネット上のあちらこちらで読んできたんだ」

 セイラ:「どうしたの? フラウ」

 フラウ:「駄目なんです。アムロが、批判したくないって」

 ブライト:「なんだと?」

 セイラ:「ブライト」

 ブライト:「いいか、今はA氏とコメント欄で論争中なんだぞ」

 アムロ:「この僕がA氏を論破したら、ニセ科学批判を支持する市民が増えるという保証でもあるんですか?」

 ブライト:「保証だと?」

 アムロ:「自分でも、この徒労感は解消できないんだ」

 フラウ:「私、アムロがニセ科学批判に否定的な人たちと戦ってくれていなければ、とっくの昔にニセ科学批判の活動を離れていたわ」

 アムロ:「僕だって、そうだよ。だけど、不毛な論争なんて、もう嫌なんだよ」

 ブライト:「貴様、なぜ自分の義務を果たそうとしないんだ?」

 アムロ:「ブライトさんは、何のためにA氏と戦っているんです? 相手の主張の駄目さ加減を、天下に知らしめるためですか?」

 アムロ:「でも、そんなの『天道是か非か』ですよ」

 アムロ:「理想は高くても、徒労に終わってしまう批判活動だってあるんだよ、という昔のお話です」

 ブライト:「今は、そんな雑学を語っている暇はない。コメント欄に行けよ、おい」

 アムロ:「やめてくださいよ」

 アムロ:「そんなに一般大衆の心を動かしたいのなら、ニセ科学批判に否定的な人たち全員の相手を、ブライトさんが四六時中してあげればいいんですよ」

 ブライト:「なに? それができれば、とっくにやっている。貴様に言われるまでもなくな」

 アムロ:「僕だって、できるからニセ科学批判をやってるんじゃないんですよ

 ブライト:「……お子様論者」

 アムロ:「あっ」

 フラウ:「ブライトさん?」

 アムロ:「ディ、disったね!」

 ブライト:「disって、なぜ悪いか。貴様はいい、そうやって、『自分だけ苦労していますアピール』をしていれば気が済むんだからな」

 アムロ:「ぼ、僕がそんなに安っぽい論者ですか?」

 ブライト:「……自分は世の出来事を的確に批評できる文化人だと誇りながらも、その実は個人的な体験を過度に一般化して語っているにすぎない、お子様論者」

 アムロ:「二度も、disった! 三国志の禰衡(でいこう)さんにも、disられたことないのに!」

 ブライト:「それが甘ったれの思考なんだ。disの耐性も付けずに、一人前のニセ科学批判者になった者が、どこに居るものか」

 アムロ:「もう絶対しないからな、誰がニセ科学批判なんてするものか」

 フラウ:「アムロ、いい加減にしてよ。思考を、しっかり保ってよ。情けない態度を、これ以上見せないで」

 ブライト:「俺はコメント欄に行く」

 ブライト:「アムロ、貴様は今のままだったら、駄目なニセ科学批判批判者も同然だ」

 ブライト:「普段の批判活動を鑑みれば、貴様はNATROMのブログを凌駕する論者に成れると思っていた。残念だよ」

 アムロ:「NATROMのブログ?」

 フラウ:「アムロ、私もAさんとの論争に参加するわ。『ニセ科学批判まとめ %作成中』の「ニセ科学批判」批判 FAQを今から読んで思考にインプットすればいいんでしょう?」

 アムロ:「えっ?」

 フラウ:「アムロの代わりに、私がAさんのニセ科学批判批判を論破するわ」

 フラウ:「自分のニセ科学批判に自信を持てないアムロなんて、嫌いよ」

 フラウ:「このニセ科学批判ブログを今日まで支えてきた論者は自分だって、そう断言できないアムロなんて、まともじゃない。私は、」

 アムロ:「君はまだ、A氏のニセ科学批判批判に対抗するのは無理だよ」

 フラウ:「アムロ」

 アムロ:「悔しいけど、僕はニセ科学批判者なんだな」

 ハロ:「ロンソウニ、イクノカ? アムロ

 アムロ:「くっ。中立の傍観者を名乗りながらも、結局はニセ科学に利する発言を述べてドヤ顔で締めくくる、悪しき相対主義者め」(完)