創作小話『キツネとニセ科学的なイバラ』

 ニセ科学的なイバラを見つけたキツネは、飛び越そうとしましたが、
 転びそうになったので、ニセ科学的なイバラにしがみつきました。
 キツネは痛い思いをすると同時に、持っている銭をすべて取られました。

 キツネが抗議すると、ニセ科学的なイバラは反論しました。
 「このぼくは、どんな相手でも引っかけるんだよ」
 「そんなぼくに、自分からしがみついてくるなんて、不注意もいいところなんだよ」

 【教訓】この話は、一見すると魅力的に思える製品であっても、売り文句がニセ科学ならば避けたほうが無難ということを教えています。

創作小話『ニセ科学批判を続けることはできないと判断した者』

 その主人公であるAさんは、ニセ科学に利するブログ記事を見つけたので、批判しました。
 すると、どこからともなく大勢の人々が集まってきて、Aさんに抗議しました。
 「あのニセ科学に利するブログ記事を書いた人は、読者が少ない過疎ブロガーだから、放置すべき相手だ」
 「それにもかかわらず、わざわざ取り上げて批判するとは何事か」
 「これだから、世のすべてのニセ科学批判者はダメなんだ」

 それを聞いたAさんは、悲観しました。
 「この人たちは、あのブロガーがニセ科学に利する発言をしていたときは、沈黙していた」
 「私が取り上げて批判すると、この人たちは私を非難した」
 「これでは、ニセ科学批判の活動を続けることなど、とうていかなわない。引退しよう」

 言い終えたAさんは、人里から離れた岩山の頂上に小さな庵をかまえて移り住み、朝に夕に世の不条理を嘆いて余生を終えました。

 【教訓】この話は、自分自身では正当と思って放った一言が大炎上に発展する場合があるということを、例えています。