ウサギがキツネに問いました。
「あなたは森で一番の銭持ちだと豪語していますが、それは本当の話ですか」
キツネは答えました。
「ああ本当さ、ぼくの家に来れば分かるよ」
ウサギはキツネの家を訪れましたが、銭は見当たりませんでした。
そのかわり、ニセ科学的な製品がたくさんありました。
それを見たウサギは、自分の置かれた状況を理解しました。
「なるほど、こうしてまんまとカモになった私は、自分の財布からキツネさんに銭をほいほいと差し出すわけですね、見事な誘導の仕方です」
【教訓】この話は、詐欺師の話に信じてついて行くと、いつの間にか自分の銭が大量に減っているということを、例えています。