創作小話『空飛ぶスパゲッティ・モンスターに論戦を挑んだ者』

 その悪しき相対主義者であるAさんは、空飛ぶスパゲッティ・モンスターに遭遇したので、質問しました。
 「あなたは、科学の支持者ですか、それとも、ニセ科学の支持者ですか」

 Aさんは、空飛ぶスパゲッティ・モンスターが「科学の支持者だ」と答えたときは、ニセ科学を擁護し、
 空飛ぶスパゲッティ・モンスターが「ニセ科学の支持者だ」と答えたときは、科学を擁護し、
 「中立だ」という答えが返ってきたときは、
 「質問から逃げていますね、立場をはっきりさせなさい、それでもモンスターですか」
 と言ってあげようと考えていました。
 「こうすれば、どうやっても私の勝ちとなるのだ」

 ところが、空飛ぶスパゲッティ・モンスターは何も答えず、どこかへ行ってしまいました。
 Aさんは、感心しました。「なるほど、スルー芸か」
 「私の考えなど、とっくにお見通しというわけか。なかなか、洞察力の優れたスパゲッティだ」

 【教訓】これは、まともな科学とニセ科学をごっちゃにして語ってドヤ顔で締めくくるという態度を見せ続けていると、
 やがて誰にも話を聞いてもらえなくなるという例え話です。