創作小話『食に関する炎上芸を悔やんだブロガー』

 その泡沫ブロガーであるAさんは、有名ブロガーになる方法を考えました。
 「食に関する変な記事を書けば、ニセ科学批判者たちから総ツッコミが来るにちがいない」
 「そうなれば、アクセス数が大幅に増えて、泡沫ブロガーから脱却できる」

 さっそくAさんは、変な記事を書いて公開しました。
 『あのモンサントの語源は、ポケモンのサンドパンである』『理由:語呂が似ている』
 「よしよし、飛躍した論理の主張に仕上がったぞ、これを無視できるニセ科学批判者は居ないだろう」

 その後、アクセス数はほとんど増えませんでした。
 というのも、ニセ科学批判者たちは「手袋でおにぎり握るのは愚の骨頂」という話題にツッコミを入れることで忙しく、
 Aさんの記事は二の次と判断したのでした。

 それを知ったAさんは、失望しました。
 「空振りになると予め分かっていたならば、変な炎上芸など実行しなかったのに」

 言い終えたAさんは、ブログを閉じてネット上から消えました。
 以上、「食に関する炎上芸を悔やんだブロガー」というお話でした。

 (この記事は、以下の「はてなブックマーク」を参考にして作りました)
 はてなブックマーク - 日本のマザー・テレサ「手袋でおにぎり握るのは愚の骨頂」│NEWSポストセブン

ネタのお言葉『disの過ちは、すばやく改める態度がよかれ』

 この言葉は、論語の「過(あやま)ちては則(すなわ)ち改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ」の罵倒芸版である。
 【意訳
 真の罵倒芸を追求している論者は、言葉を軽く使ってはいけません。
 威厳が感じられず、論敵から軽く扱われてしまいます。

 罵倒芸も学問の一つとして捉え、頭を柔らかくしてdisの勉強に励みましょう。
 不器用でも骨のあるdisを述べる論者と親交を深め、
 見かけが立派で中身が空っぽなdisを述べる論者とは距離を置きましょう。

 ネット上で公開したdisに間違いがあったときは、
 「素直に誤りを認めると負けたことになるから嫌なのだ」という気持ちを抑え、
 すみやかに主張を撤回し、訂正の言葉を述べ、disり合いの流れをなめらかにしてあげましょう。
 この態度に徹することにより、
 「なんだか今日は、いつもより早く終わりましたね?」と皆が満足して解散できるのです。
 【意訳、おわり
 このように孔子はアドバイスしている。

創作小話『ニセ医学的なエサを見つけたカラス』

 空腹のカラスが、ニセ医学的なエサを見つけました。
 さっそく食べようとしましたが、ニセ医学のエサに書かれている文章を見て気に入りました。
 「おもしろそうなことが書かれているな、もっと読んでみよう」

 やがて、ニセ医学にどっぷりと嵌ったカラスは、体調を悪くして倒れました。
 意識が遠くなりながら、カラスは言いました。
 「なんてことだ、自分の気に入ったものが仇になるとは」

 【教訓】これは、すぐにでも手に入れたいと思う物が、今の自分にとって本当に必要な物かどうか、
 深く考えないで行動してしまうタイプの人に聞かせてあげるお話です。