ネタのお言葉『トラの修正力を借りるキツネ』

 この言葉は、あの「虎の威を借る狐」のニセ科学批判版である。
 【なりたち
 その昔、トラがキツネの言論に科学的な間違いを見つけたので、「けしからん」と思って苛烈に修正しようとしました。
 キツネは、自己弁護しました。
 「やめたほうがいいですよ、この私はとっても偉いキツネですから」
 「じつは私、あの空飛ぶスパゲッティ・モンスターに認められた一番弟子なのです」
 「うそだと思うのなら、私の後をついてきてください」
 「森中のケモノたちが、私にひれ伏すところを目撃できるでしょう」

 それを聞いたトラは、「そういうことがある可能性も、ゼロではない」と考えて、キツネについていきました。

 キツネが森の中を進むと、主観を根拠にした議論で和んでいたケモノたちは、一斉に逃げ出しました。
 ケモノたちは、キツネではなく、その背後に居るトラに修正されることを恐れたのでした。

 これを見た人々は、「トラの修正力を借りるキツネ」と言い表しました。
 長い年月が経つうちに、「虎の威を借る狐」という言葉に転訛しました。
 【なりたち、おわり
 この話の解釈は、『科学リテラシーの使いどころが分かっている人は、突然の災難に遭ってもすばやく対処できる』というものである。

「もしもニセ科学批判批判者が、『逆襲のシャア』のシャアとクェスとハサウェイとジャンク屋の会話を間違って覚えていたら」と考えました

 シャア:「ニセ科学批判の言論を嫌うとは、よほど嫌な思い出があるようだな、クェス・エア。なぜ、私のブログに興味を持ったのだ?」

 クェス:「あなた、人の思考はニセ科学批判批判に引かれるって言ったでしょ、あれ、あたしに実感なんだ」

 クェス:「でもさ、それが分かってるあなたは、不幸なブロガーじゃないかって、気になったの」

 シャア:「私は、信じるブロガー人生を進んでいるつもりだ」

 クェス:「あたし、白鳥が飛ぶ画像を、アムロがはてなブックマークして、あたしもはてなブックマークしたわ。そうしたら、あなたのブログが画面に現れた」

 シャア:「その流れの続きとして、アムロたちのニセ科学批判ブログを見限ったのか?」

 クェス:「あはは、あの人たちのブログは偶然見つけて、茶々のコメントを送っただけ。まともな議論すらしていないわ」

 ジャンク屋:「ニセ科学批判批判でネット上の天下を取るったって、大変だぜ」

 ハサウェイ:「炎上芸の連発に努めてりゃ、アクセス数を稼げるだろ。俺は、読者からの批判に強いんだ。んん? わっ、耳にいてっ」

 ジャンク屋:「はてなスターは、50個でいいんだな?」

 ハサウェイ:「ええ? ああっ、読者からの批判が殺到して、うわっ、耳にいてえ」

創作小話『ウサギとワシとニセ科学』

 ムラビト的な思考のカエルが、モヒカン的な思考のヘビに論破されました。
 それを離れた場所から見ていたウサギは、感想を述べました。
 「なんて間抜けなカエルなのでしょう」
 「モヒカン的な思考を持つヘビの前で科学的に間違った主張を述べるとは、危機感がないにも程があります」

 すると、背後からワシが飛んできてウサギを捕まえました。
 意識が薄れながらウサギは言いました。
 「深淵を覗くとき、また深淵もこちらを見ているのだという言葉がありますが、このことでしょうか」

 【教訓】この話は、人生においては傍観者の立場から当事者の立場に急に変わってしまうという状況が起こり得るという現実を明らかにしています。

「もしも『Ζガンダム』のカミーユさんが、不本意ながら苛烈なニセ科学批判をネット上で実行して、感想を述べたら」と考えました

 ファさん:「あの科学素人さん、意固地になったみたい。批判しすぎたのかしら。あの人のニセ科学擁護に、悪気はないのにね」

 カミーユさん:「君は、何も間違ったことを言っちゃいないさ。苛烈なニセ科学批判者も、穏健なニセ科学批判者も、結局なんの成果も出すことができないのさ。そう言ったのは、君だろ?」

 ファさん:「でも……」

 カミーユさん:「いまの僕にできることといったら、相手の面目を潰すことだけみたいだな

 クワトロさん:「議論は、物別れに終わったか。あまり気にするな」

 カミーユさん:「気にしてませんよ。結果を気にしていたら、苛烈なニセ科学批判者なんてやってらんないでしょ。フフフ……」

 クワトロさん:「ニセ科学の蔓延が、この若者をこのようにしてしまったのか」

fuka_fukaさんとkyo_juさんと「エア御用」に関するメモ

 次の記事を読んだ。
 用例採取 - fuka_fuka のコメント - はてなブックマーク

 しばらく読み解きに悩んだが、この場合における「用例採取」とは、
 「エア御用という言葉を使用している例を発見したので、自身のはてなブックマークに記録しておく」という意味に解釈してよさそうだ。

 それにしても、数年前ならばともかく、2017年の現在で「エア御用」という言葉を見ることができるとは、予想だにしなかった事態である。

 kyo_juさんという御方については、「たしか、ニセ科学批判的な立場からの発言が多かったような?」という印象が、私にある。
 もしや、これからはニセ科学批判批判の立場からの発言を、お増やしになられるおつもりか。

 そうであれば、ニセ科学批判批判のネタでボケをこしらえている私も、kyo_juさんのお言葉を要チェックの体制に入るのであり、
 いま以上に忙しいネット人生となるわけだが、新たなボケの境地も見えるわけなので、ワクワクである。
 (注:2018年9月5日現在、fuka_fukaさんのはてなブックマークはプライベートモードになっており、他人には見えない状態である)
posted by TAKA at 12:02メモ

創作小話『素手で作ってしばらく放置したおにぎりを呪術的な理屈で食した者』

 その主人公であるAさんは、次の記事を読んでいました。
 『おにぎりは素手でにぎるのが一番?(成田崇信) - 個人 - Yahoo!ニュース

 読み終えたAさんは、感想を述べました。
 「ふむふむ、素手で作ったおにぎりは【手からのエネルギーで美味しくなる】ものだったのか、これは初耳だ」
 「と思ったら、科学的な根拠は不明とな」

 「残念な話だが、逆に考えると、呪術的にアプローチする余地があるという理屈になる」
 「呪術的な念を込めたならば、素手でおりにぎりを作って暖かい場所にしばらく放置しても、なんら問題はないはずだ」
 「よし、さっそく自分自身で試してみよう」

 その後、黄色ブドウ球菌の毒素によって倒れたAさんは、後悔の言葉を述べました。
 「なぜに私は、愚かな考えを実行したのだろう」
 「そうでなければ、今ごろは色んなおいしいものを食べていられたのに」

 【教訓】これは、愚行権を優先しすぎると当初に組み立てた人生設計が大幅に狂ってしまうということを例えたお話です。

「もしも『Ζガンダム』のクワトロさんとカミーユさんが、ありえない忘れ方を披露する論者の実在性について語っていたら」と考えました

 クワトロさん:「聴衆に向かって、」
 『科学的に根拠のない説を声高で主張して、世間に間違った知識を広めるようなことはやめましょう
 『そうしないと、「デマを拡散するなっ」という抗議があちらこちらから殺到して、釈明に追われる日々が続いて、疲弊します』
 『そのような事態を防ぐためにも、自説の公開前には入念なチェックを施しましょう』
 「と説教したあと、科学的に根拠のない説を声高で叫んで世間に広めてドヤ顔で締めくくる論者が、一人くらいはネット上に実在するはずだ。その論者の姿を探せ、行くぞ!」

 カミーユさん:「居るわけないだろ、そんなすぐに自分の言ったことを忘れる論者なんて!」

 (この記事は、次の「はてなブックマーク」にインスピレーションして作りました)
 はてなブックマーク - (社説)震災とデマ 偏見と善意の落とし穴:朝日新聞デジタル

創作小話『ニセ科学問題に対する態度を急に変えたキツネ』

 ヤギからニセ科学問題について意見を求められたキツネは、関心がない様子で、
 「つまらない話だ、そんなものを重要に思っている者は、頭がおかしいんだ」と言いました。

 すると、ライオンが現れて言いました。
 「わしはニセ科学問題を重要だと思っているが、どこがどう頭がおかしいのか、説明してくれるかね」

 おどろいたキツネは、「そのようなことはございません」と言って、ニセ科学問題の重要性について一生懸命に弁論しました。
 ライオンは、納得した様子で帰ってくれました。

 【教訓】この話は、普段はニセ科学の被害を軽視している人であっても、いざ我が身に降りかかった場合は真剣に取り組むという現実を明らかにしています。

seki_yo氏の『NATROM氏が言っているような人なんて居ないと思う』というツイートから話を整理する

 NOV1975さんによる次の「はてなブックマーク」を読んだ。
 
引用なんだからそりゃいるよ

 「いったい、なんのこと?」と思った私は、seki_yoさんのツイートやNATROMさんのツイートを探して読んだ。
 ふむ、どうやら次のような経緯があったらしい。

 ・まずはnagayaさんが、「発がん者の全てが被曝由来であることだって科学的には否定できないんですよ」と発言した。

 ・そのnagayaさんの発言をNATROMさんが引用し、「このような発言をする人とは議論できません」と返事した。

 ・そのNATROMさんのツイートを読んだseki_yoさんが、「そのような発言をする人は居ないと思う」と述べた。

 なるほど、この流れのすべてを知っている人ならば、「引用なんだからそりゃいるよ」とツッコミを入れることが可能だ。
 この私も、今になってようやく事態を把握できた。この流れでは、たしかにseki_yoさんの分が悪い。

 この形勢を変えるためには、次のように反論するとよいだろう。
 「言っておくが、私の個人的な観測範囲では、」
 『発がん者の全てが被曝由来であることだって科学的には否定できない』
 「と主張する人の姿は、なかったのである」
 「これは、事実である」
 「ゆえに、私の観測範囲の外に該当する人が居たとしても、私の主張になんら影響はないという結論になる」

 これで、逆転勝ちしたことになる。
 「いや、その勝ち方は、ちょっと遠慮したいです」という場合は、次のような反論の仕方がある。

 「別に断言したわけではない、ちゃんと語尾に『思う』という言葉をつけて、判断を留保している」
 これならば、逆転勝ちは無理でもイーブンには持ち込める。

 「いや、それもちょっと無理です」という場合は、【なんら反論せず、次の話題に移る】というスルー芸でもよい。
 完全な負けに追い込まれる事態を、防ぐことができる。

 「なんだかいろいろ、面倒に思えてきました」という場合は、素直に主張を撤回したほうがよろしかろう。
 以上で、話の整理を終えるとする。

創作小話『空飛ぶスパゲッティ・モンスターの模型にニセ科学批判を毎日報告した者』

 その新人のニセ科学批判者であるAさんは、空飛ぶスパゲッティ・モンスターの模型を作り、狭い書斎の真ん中に設置しました。
 Aさんは、模型の前でニセ科学批判の成果を報告しました。
「今日は、どこそこのインチキな説を論破することに成功しました。これもスパモンさまのおかげです」

 それを毎日続けていると、本物の空飛ぶスパゲッティ・モンスターが現れてAさんに言いました。
 「そのような報告は、今日かぎりでやめるのだ」
 「でなければ、お前はいつの日にかニセ科学批判の仕方に行き詰まり、多大な消耗感におそわれて、それを私のせいにするであろう」

 【教訓】これは、自分の意思で始めたことが失敗したときに、他のものに責任を転嫁して八つ当たりするタイプの人に聞かせてあげるお話です。