ネタのお言葉『世を挙げてdisを褒められるも、これに過大な罵倒芸を加えず。世を挙げてdisを誹られるも、これに留保の罵倒芸を加えず』

 この言葉は、あの荘子の「世を挙げて之を誉むるも、勧(はげ)むことを加えず。世を挙げて之を非(そし)るも、沮(はば)むことを加えず」の罵倒芸版である。
 【意訳
 あるときに、自分のdisがネット上で広く好評されたからといって、調子に乗ってはいけません。
 勢いが出すぎたdisは、やがて限界点に達し、あとは転がり落ちるのみです。

 お褒めの言葉をもらうことはうれしいものですが、
 「たいしたことはしていない」と自分に言い聞かせ、いつもの罵倒芸を淡々と実行しましょう。
 それが、長きにわたってネット上で活動できる秘訣です。

 あるときに、自分のdisがネット上で広く酷評されたからといって、気落ちしてはいけません。
 臆病になって、もっさりしたdisを公開すれば、ますます罵倒芸の質が低下します。
 現時点における悪評など気に留めず、淡々と罵倒芸の向上に努めましょう。

 ネット上の人生では、良い日も悪い日もあります。
 そのたびにリアクションしていては、たちまち気力を消耗して、罵倒芸の継続が危うくなります。

 いつの日にか真の罵倒芸に到達することを信じて、いまはゆっくりと前進する日々を過ごしましょう。
 【意訳、おわり
 このように荘子はアドバイスしている。

「もしも『Ζガンダム』のクワトロさんとカミーユさんが、『無知』と『ドアホウ』という言葉を使ってボケてみせる論者の実在性について語っていたら」と考えました

 クワトロさん:「前フリとして、」
 『自分の無知を棚に上げて他人の無知を嘲笑したりしてはいけませんし、ドアホウなどという言葉も述べてはいけません』
 「と主張したあと、」
 『ニセ科学に関する話題については一つも知らない私ですが、地球上に存在するニセ科学批判者たちが無知でドアホウな人たちばかりということは分かります』
 『その根拠となるデータは、ネットの画面をざっと眺めたゆえの印象です』
 「というオチを述べてニセ科学批判者たちから笑いを取ろうとする論者が、ネット上に一人くらいは実在するはずだ。その論者を探せ、行くぞ!」

 カミーユさん:「居るわけないだろ、そんなボケを見せる論者なんて!」

 (この記事は、次の「はてなブックマーク」にインスピレーションして作りました)
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創作小話『キツネとニセ科学的な言説』

 空腹のキツネが、川の近くのヤブにやって来て、狩りを始めました。
 間違って『ニセ科学的な言説』を捕まえたキツネは、「これは食えない」と言って、川に流しました。
 『ニセ科学的な言説』は、川下にすごい勢いで流れていきました。

 それを見たキツネは、呆れました。
 「やれやれ、ニセ科学の分際で、このぼくを追い越して先に帰ってしまうなんて」

 【教訓】この話は、インチキな説がまともな説を差し置いて社会に流行する状況を例えています。