ネタのお言葉『モヒカン的論者に対して礼を説かず』

 これは、あの「牛に対して琴を弾ず」(うしにたいしてことをだんず)の罵倒芸版である。
 【解説
 思考がモヒカン的な論者の場合、情緒的なやり取りを嫌い、率直な物言いのやり取りを好むという傾向があります。

 そのために、モヒカン的な論者に向かって、「科学素人と対話するときは、専門用語を使わず分かりやい説明を心がけなさい」とか、「ニセ科学擁護者と対話するときは、その心情を思い量り、優しく寄り添い、ふわあっとしたダメ出しを述べながら遠回しの自覚に導いてあげなさい」と言ってあげたとしても、聞き入れてもらえる可能性は皆無であり、「ああ、諫言した分の時間が無駄に消費されただけに終わった」という台詞を述べることになります。

 というわけで、「ネット上の議論というものは、主張の中身を見るものではない、礼儀の態度が成っているか否かを一番に見なければいけない、冷徹に事実を淡々と記述する態度なんて、もっての他だ」という考えを改めましょう。

 これからのネット時代は、たとえ礼儀を重視する論者であっても、思考の真ん中に「disってあげますよ、メーン」という言葉を組み込み、モヒカン的な論者に向かって遠慮なく罵倒芸を駆使すべき時代を迎えているのです。
解説、終わり
 なお、「牛に対して琴を弾ず」という言葉も、遠い昔の時代には「モヒカン的論者に対して礼を説かず」だったのだが、時が経つにつれて文面が現在のものに変化したと言われている。