ネタのお言葉『衆人環視のログでdisの留まるを承知せず』

 この言葉は、あの戴叔倫(たいしゅくりん)の漢詩『湘南即事』(しょうなんそくじ)の罵倒芸版である。
 【意訳
 論戦と難詰に花を咲かせる人がブログを開設したとの噂を聞いた私は、さぞかし風流からほど遠いブログであろうと思いつつ訪れる。
 さっそく問答となり、いつの間にか私は軽視される立場となり、ついにブログ主は「ネットマナーの説教など望まん」とそっぽを向いた。
 私も話す気は減少したが、ブログ主が他の人とどのように対話するか興味があったので、副管理人を申し出たところ、「私のdisを邪魔さえしなければ」と条件付きで受理された。

 ところが数日後、ブログ主は、「ネット上には僻みばかり述べる人間しか居ない、私だけが高潔だ」と嘆いてブログを去った。
 残された読者たちは一斉に副管理人である私を見つめたので、次のように宣言した。
 「このブログは論戦と難詰を目的として作られたわけですが、肝心の管理人が消えてしまいました」
 「暫定措置として、新しい管理人が決まるまでは相互理解を重視した運営とします」
 読者たちは、「いままでのトゲトゲした雰囲気を無くすというのか」と驚きながらも愛読を約束してくれた。
 その後、私は新管理人が定まる日までウォームハートなブログを維持した。
 【意訳、おわり
 そのような出来事があったと戴叔倫は報告している。