ネタのお言葉『ニセ科学の検分中、disの小雨に会う』

 この言葉は、陸游(りくゆう)の「剣門道中遇微雨」(けんもんどうちゅうびうにあう)のニセ科学批判版である。
 【意訳
 今朝もまた、ネット上を歩くと科学的に怪しい風説が耳をかすめ、詐欺師の仕掛けた罠があちらこちらに見えている。

 若き日にニセ科学問題を憂慮して批判活動を数十年ほど続けたが、支持の声は少なく、反発の声は多くもらい、ときには中立を名乗る傍観者が現れて、
 「科学的に変な主張を信じるのも、個人の自由である」
 「ニセ科学信奉者と対話しても、相互理解に達する可能性は、ほぼゼロである」
 「自分が固く信じているニセ科学を、急には捨てられないからである」
 「ゆえに、不毛なニセ科学批判活動などやめて放置に徹するべきという理屈になる」
 「これより貴公は永遠の沈黙を保っていたまえ」
 と言ってきて、私は気落ちのリアクションばかり。

 もはや、引退を考えるときなのだろうか。
 ネットの果てにある竹林に小さな庵をセルフビルドして移り住み、朝に夕に世の不明を嘆いて過ごす日々が楽だろうか。
 そんな想像をしていると、他所のブログで新たなニセ科学的記事が公開されていたのを発見したので、自ブログで吟味を開始する。
 さっそくdisのコメントがぽつぽつ届き始めたが、もはやBGMと割り切って聞き流した。
 【意訳、終わり
 そのような日々があったと陸游は剣門の前で述懐している。