この言葉は、論語の「辞は達するのみ」の罵倒芸版である。
【意訳】
孔子が言いました。
「ネット上のdisり合いで大切なことは、相手に自分の考えをしっかりと伝えることです」
「それができなければ、相手は賛否を表明してくれるどころか、まともなdisバトルが成立しないと失望して去ってしまうでしょう」
【意訳、終わり】
ネット上で見知らぬ人の主張にダメ出しする場合、
「どの部分の何がどうダメすぎなのか?」
という事柄を明瞭に伝えること。
そうすれば、相手も反省の弁なり怒りの反発なりを明瞭に表すことができる。
中でも特に、
「えっ、今なにか、ダメ出しされましたのアタクシ?」
というリアクションは、絶対に起こさせてはいけない。
言葉足らずのダメ出し、独りよがりのダメ出し、曖昧で抽象的でどうにでも解釈できるダメ出し、これらを思い切って封印しよう。
「どうすれば、あの知り合いでもない御方に自分のdisい思いを100パーセント分かってもらえるか?」
と悩みつつ、あれやこれやと試行錯誤してダメ出しの文章を組み立てよう。
そうして仕上がったダメ出しの文章は、100人中99人の見知らぬ人に伝わる文面となっているだろう。
(注:ネット上には、ダメ出しの内容をくどいくらい丁寧に説明しても、「あなたの言い分は私の主張を補強してくれています、おかげさまで私の主張の正しさが改めて確認できました(^^)v」と曲解して受けとめる人が居るために、100人中100人の見知らぬ人に伝わるダメ出しは不可能である)
私の場合、
「自分の溜飲を下げることが第一だ……相手に伝わることなんて二の次だっ!」
という言葉が思考回路の真ん中に組み込まれているために、人一倍に気をつけてダメ出しの文章を作りたい。