創作小話『ウルトラマンの音楽の「ワンダバ」風に感想を述べた者たち』

 あるブロガーのAさんが、愛読者たちに向かって説教しました。
 「ネット上で議論を行う際には、罵倒の言葉を使用してはいけません」
 「たとえ、異論を述べる相手が悪い態度に終始していたとしても、あなた方は礼儀の態度に徹するべきです」
 「それこそが、大人の論者というものなのです」

 Aさんが言い終えると、態度の悪い異論者が現れました。
 それを見たAさんは、罵詈雑言で応対しました。
 一通りdisってあげた後、Aさんはすがすがしい表情で言いました。
 「ああ、すっきりした」
 「相手が悪い態度を見せていたんだもん、こちらが遠慮する必要はないんだものね!」

 それを聞いた愛読者たちは、「帰ってきたウルトラマン」で使用された音楽の「ワンダバ」風に感想を述べました。
 「ダブスタだ・ダブスタだ・ダブスタなのだ……」
 「ダブスタだ・ダブスタだ・ダブスタなのだ……」
 「信用が・すこぶる・ダウンしたのだ……」
 「呆れたから・帰路を・スタスタなのだ……」

 言い終えた愛読者たちは、Aさんのブログから去りました。
 その後ろ姿を見送ったAさんは、「言うは易し、行うは難し」という言葉の意味を痛感しながらブログを閉鎖しました。

 以上、「ウルトラマンの音楽の『ワンダバ』風に感想を述べた者たち」というお話でした。