「罵倒芸イオン実在説については、擁護する側も批判する側も憶測を語っているにすぎない」と述べて議論の一人勝ちを狙う方法

 ・まずは、次のように主張する。
 「罵倒芸イオン実在説を肯定的に語る人の演説を聞いてみたが、ほとんどが主流の科学をdisる話ばかりであり、肝心の根拠は『私個人の直感である』という有りさまだった」

 「一方で、罵倒芸イオン実在説に批判的な人の話を聞いてみれば、『間違っているのは自明、これにて解散』という感じで、科学的に検証することなく頭ごなしに否定していた」

 「結局、罵倒芸イオン実在説を擁護する人も批判する人も、憶測で判断を下しているにすぎなかった」
 「これを鑑みるに、他のニセ科学批判者たちも似たような態度を見せているのであろう」

 「一般市民たちがニセ科学を批判する時は、必ず表層的な部分だけを語って終わるわけだが、」
 「その原因は、ニセ科学批判者たちの言動をそっくり真似していたことにあったのだ」

 ・ニセ科学批判者たちが質問する。
 「罵倒芸イオン実在説を科学的に検証することなく憶測のみで否定した人の具体名を教えてください」
 
 ・答える。
 「私から具体名を明かすのは、ばかばかしい行為である」
 「しかし、ヒントは言ってあげよう」
 「ネット上で活動している全てのニセ科学批判者たちのブログなりツイッターなりを、片っ端から読み漁ること」
 「そうすれば、いつの日にか必ず該当のコメントを発見できる」
 「諸君の探索能力の高さを信じつつ、私は深山の頂きに設置した安楽椅子のもとに帰る」

 ・ニセ科学批判者たちが感想を述べる。
 「アバウトなヒントをもらったが、無いよりマシとは言える」
 「なにしろ、憶測に満ちたニセ科学批判批判を語るだけ語って急いで消え去る自称中立の傍観者の姿を、我々は数多く見てきたのだから」

 ・この言葉を聞き届けたら、ミッションコンプリートである。

 【この芸のメリット
 「検証もせず憶測のみでニセ科学を批判する人って誰ですか」と質問する人が現れた際は、必ず「アバウトなヒント」を与えてあげること。
 そうすれば、「一応は答えてくれる人のようだ」という感じで、良い印象を持ってくれる。

 聴衆も、次のように好評してくれる。「アバウトなヒントとはいえ、自説の検証を許す行為には違いない、『憶測どころか、客観的なデータが満載のニセ科学批判でした』と判明する可能性だってある、実に勇気のあるニセ科学批判批判者だ」

 「そんな評はもらえません」と思われた御方は、この芸の成功率が低いと予想される。思考の引き出しに入れておくに留めておこう。
 (この記事は、次のブログのコメント欄の、2019年3月26日に行われたNATROMさんとPATMerさんのやり取りを見たあとで、作りました)
 他人にアレルギー症状を起こさせる疾患「PATM(パトム)」は実在するか? - NATROMのブログ