創作小話『空飛ぶスパゲッティ・モンスターから【後釣り宣言発生装置】を預かったブロガー』

 空飛ぶスパゲッティ・モンスターが、過疎ブロガーのAさんに【後釣り宣言発生装置】を預けたあと、どこかへ行ってしまいました。
 その【後釣り宣言発生装置】は、一日に一度「後釣り宣言のコメント」を作ってアウトプットしました。
 おかげでAさんは、どんな議論にも最終的に勝ってしまうブロガーとして有名になりました。

 喜んだAさんでしたが、若干の物足りなさも感じました。「もっと有名になりたいな」
 「そうだ、【後釣り宣言発生装置】の中には、後釣り宣言のコメントがたくさん入っているに違いない」
 「それを全て取り出して、一気に使ってしまおう」
 「そうすれば、私はすぐに世界級のブロガーとなれるのだ」

 さっそくAさんは、【後釣り宣言発生装置】のカバーを開けました。中には、作成途中の後釣り宣言のコメントが一つありました。
 当てが外れたAさんは、がっかりしながら【後釣り宣言発生装置】のカバーを閉めました。

 その後、【後釣り宣言発生装置】は後釣り宣言のコメントを、いつまでたってもアウトプットしませんでした。
 そのために、どんな議論でも最終的に勝てなくなったAさんは、聴衆の関心を失い、たちまち過疎ブロガーに戻ってしまいました。

 Aさんが嘆いていると、空飛ぶスパゲッティ・モンスターが現れて言いました。
 「その【後釣り宣言発生装置】のカバーを人間が開けた場合、内部機構にロックが掛かり、人間の科学力では再起動できない仕様となっている」
 「ゆえに、人間のお前がカバーを開けようなどと試みてはいけない」

 【教訓】これは、せっかく訪れた幸運も欲張りすぎの行動を見せると逃げてしまうというお話です。

ネタのお言葉『disり合いの終りを慎み、遠きdisたちの思い出を追えば、ROMからの人徳ポイント、厚くゲットす』

 この言葉は、あの論語の「終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに帰す」の罵倒芸版である。
 【意訳
 ネット上でライバルと遭遇したときは、思考にあるすべての罵倒の言葉を吐き出すつもりでdisり合いに臨みましょう。

 ライバルが罵倒芸の有効性に疑問を感じて引退を表明し、礼儀を重視する論者になってしまったときは、ネット墓標を作ってあげましょう。
 例:「私と幾星霜にわたってdisり合いを演じ、都合が悪くなると、本題と関係のない私怨的なニセ科学批判批判を述べて、逆転勝ちをおさめたかのような雰囲気を出しながら退場していた○○氏、ここに罵倒芸を封印する」

 そのネット墓標の前で、思い出を語りましょう。
 例:「貴公は口癖のように、『世のニセ科学批判者たちは、ニセ科学製品を売っているメーカーから必ず訴えられて、必ず敗れる』という主張を行っていたのう。わしは根拠を何度もたずねたが、ついに答えをもらうことはなかったのう」

 それが終わったら、自分のブログに戻り、そのライバルと過去に行った数々のdisり合いを総括した記事を公開して、締めとしましょう。

 すべてを見ていた読者たちは、「罵倒芸の論者としては、なかなか徳のある行動だ」と評してくれるでしょう。
 これにより、あなたのdis的な孝の数値は、1ポイント上昇したことになります。
 【意訳、おわり
 そのように曽子は言っている。

創作小話『ロバとニセ科学批判者』

 ロバとニセ科学批判者が、一緒に道を歩いていました。
 道の途中に、崖がありました。
 ロバは、その崖に向かって歩き始めました。

 ニセ科学批判者は引きとめようとしましたが、ロバは何かに憑りつかれたようにぐいぐい進んだので、あきらめました。
 ロバは、うれしそうに言いました。
 「はっはっは、どうだ、ニセ科学批判者の追及を振りきって、完全勝利したぞ!」
 ロバは、笑いながら崖の下に落ちていきました。

 【教訓】この話は、議論の途中で自分の主張が間違っていると判明したにもかかわらず、
 強引な言い訳を続けて無理やり勝利宣言すると、信用が落ちるところまで落ちてしまうということを教えています。