創作小話『隣同士のニセ科学批判批判者』

 ニセ科学批判批判ブロガーであるAさんが、顔見知りのニセ科学批判批判ブロガーであるBさんに声を掛けました。
 「Bさんは、あいかわらず熱量のあるニセ科学批判批判を展開していますね」
 「そんなことでは、疲労が蓄積して明日にでも倒れてしまうでしょう」
 「私の芸風を採り入れなさい」
 「のんびりと安楽椅子に座って、ネットの画面にぼんやりと向かって、他人事のようにニセ科学問題をもっさりと語っていたほうが、楽で良いですよ」

 Bさんは断りました。
 「この私は、ブログを開設したときから現在に至るまで、私怨的なニセ科学批判批判の記事を書き続けてきた」
 「そして、自分一人の勝利を重ねてきた」
 「ゆえに、この立場を変更するか否かを検討する必然性は一つもない、という結論になる」

 その直後、Bさんのブログはネットモカンたちに発見されてしまい、経験したことのない数の批判コメントをもらって神経を消耗し、閉鎖に追い込まれました。

 【教訓】この話は、過去の成功したケースにこだわる気持ちが強すぎて芸風の変更が臨機応変にできないニセ科学批判批判者に聞かせてあげると良いでしょう。