創作小話『炎上が本望と評されたブロガー』

 ある日、Aさんの過疎ブログが炎上した。
 Aさんは、疲労困憊になりながらも火消しに成功した。
 「やれやれ、私の意図しない文脈で捉えられてしまって、大変な目にあった」

 それを聞いたBさんは、感想を述べた。
 「どうせ、自ら炎上マーケティングを仕掛けたのだろう」
 「それで被害者のような顔をされても、まったく同情できない」

 その後、Bさんのブログが炎上した。
 Bさんは、読者たちを批判した。
 「私の意図しない文脈で捉える駄目な読者が多すぎる」
 「きちんと私の真意を汲み取るべきだ」
 「それができない低レベルな読者は、来なくて良い」

 すると、反発する読者の数が増大した。
 Bさんのブログは、大炎上して閉鎖に追い込まれた。

 それを見たAさんは、感想を述べた。
 「Bさんは、本望だと喜ぶべきだ」
 「自分のブログに大炎上を呼び込むために、わざと意図しない文脈で捉えられるような文章を披露して、そのとおりの結果になったのだから」

 『教訓:このように、高度なブロガーになると、他人のブログに起きた炎上は好きなように批判でき、自分のブログに起きた炎上も好きなように批判できるのだ』