創作小話『科学素人と悪しき相対主義者と空飛ぶスパゲッティ・モンスター』

 科学素人のブログに、悪しき相対主義者が現れて言いました。
 「ニセ科学とまともな科学は、相対的に同じです」
 「ゆえに、」
 『ニセ科学を批判する行為=まともな科学を批判している行為』
 「という式が成り立ちます」
 「もちろんこれは、」
 『あまりに離れすぎた立ち位置からニセ科学問題を眺めた末の、ぼやあっとしたフォーカスの考察
 「という評が欲しくて言っているわけではありません」

 科学素人は、「なんのことか一つも分からないが、相手にするとややこしい議論に発展しそうだ」と判断して悪しき相対主義者を追い出しました。

 その後、なんとなく虚しい気持ちにおそわれた科学素人は、空飛ぶスパゲッティ・モンスターに向かって祈りました。
 「悪しき相対主義者を相手にするときでさえ、あなたは私を助けようとしないのですね」
 「そんなことでは、苛烈なニセ科学批判者が私のブログに現れたときに、どうやって助けるつもりですか」

 空飛ぶスパゲッティ・モンスターからの返事はありませんでした。
 科学素人は、がっかりしました。

 【教訓】このように、大したことをしていない状態で空飛ぶスパゲッティ・モンスターに祈っても成果は見込めず、時間の無駄に終わります。ブログ運営を尽くして天命を待ちましょう。