この言葉は、あの「清夜吟」(せいやのぎん) のニセ科学批判版である。
【意訳】
ニセ科学批判者たちが、いたって怪しい説に向かって、全神経を使って毎日のようにツッコミを入れていた。
ガゼな説たちは、それでも社会の水面下に浸透していった。
一般の人たちは、ニセ科学問題の意味を、精一杯も知らない。
と思いきや、一人の通りすがりのニセ科学信奉者が、
ニセ科学批判者の過去ログを「はっ!?」として振り返り、科学的な思考を身につけた。
「ほとんどの人には、読まれもしないだろうけれど」
と悲観しながらネット上の片隅に置いた対抗言論は、稀にでも成果を出したのだ。
【意訳、おわり】
そのように邵雍(しょうよう)はネット上のニセ科学批判を眺めていた。