この言葉は、あの『贈劉景文』(りゅうけいぶんにおくる)のニセ科学批判版である。
【意訳】
私は長年にわたってニセ科学批判を行ってきたが、ニセ科学推進者どころか、普通の人たちにまで反発され続けてきた。
いまは心に虚しさが広がるばかりであり、科学的思考の大切さをネット上で啓蒙する気力もなくなった。
この無残な光景、どうか新人のニセ科学批判者である君の思考に留めておいてほしい。
これからのニセ科学批判は、いままで以上の闘気を身につけるべき時代に成るのだから。
【意訳、おわり】
そのように蘇軾(そしょく)は劉景文にコメントを送っている。