この言葉は、あの荘子の「憂いあれば則ち救われず」の罵倒芸版である。
【意訳】
どんなにベテランの罵倒芸論者であっても、悩み事がある状態では、的確なdisをネット上で公開することができません。
そのようなときは、disを一旦やめて、悩み事を先に解決しましょう。
「そんなわけにはいかない、私は今すぐにdisのコメントを発表したいのだ」という気持ちも分かりますが、
悩み事がある状態で放つdisは、もやもやした内容になりがちであり、読者にとって理解しがたい文章になりますから、不親切です。
無心の罵倒芸の域にまで達しなさいとまでは言いませんが、
悩み事のない、晴れ晴れとした心で実行する罵倒芸は、多くの人を魅了して固く支持されることも事実です。
自分の罵倒芸をネット上で末永く公開したいのであれば、悩み事のない心理状態を常に保つことが大切です。
【意訳、おわり】
そのように荘子はアドバイスしている。