創作小話『空飛ぶスパゲッティ・モンスターから試されたニセ科学批判批判者』

 そのニセ科学批判批判者であるAさんは、一部の読者から高く評価されていました。
 それを知った空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、
 「なるほど賢そうな人間だ、あの様子ならば、ニセ科学批判も立派にやり遂げるであろう」
 と考えて、Aさんをニセ科学批判ブログの管理人にしてあげました。

 しかし、一抹の不安を覚えた空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、Aさんを試すことにしました。
 「科学的な議論を前にして、客観的な意見ばかりを述べたならば合格としよう」

 その後、空飛ぶスパゲッティ・モンスターと科学的な議論を始めたAさんは、
 最初は客観的な意見を述べていたものの、多大なストレスを感じたので、
 方針を転換し、主観を根拠にした意見で押し通しました。

 それを見た空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、
 「やはりニセ科学批判批判者は、どこまでもニセ科学批判批判者なのだ」
 と言って、Aさんをニセ科学批判ブログの管理人から外しました。

 【教訓】これは、表面上の態度はすぐに変えることが可能でも、思考回路までを簡単に変えることは難しいというお話です。