創作小話『素手で作ってしばらく放置したおにぎりを呪術的な理屈で食した者』

 その主人公であるAさんは、次の記事を読んでいました。
 『おにぎりは素手でにぎるのが一番?(成田崇信) - 個人 - Yahoo!ニュース

 読み終えたAさんは、感想を述べました。
 「ふむふむ、素手で作ったおにぎりは【手からのエネルギーで美味しくなる】ものだったのか、これは初耳だ」
 「と思ったら、科学的な根拠は不明とな」

 「残念な話だが、逆に考えると、呪術的にアプローチする余地があるという理屈になる」
 「呪術的な念を込めたならば、素手でおりにぎりを作って暖かい場所にしばらく放置しても、なんら問題はないはずだ」
 「よし、さっそく自分自身で試してみよう」

 その後、黄色ブドウ球菌の毒素によって倒れたAさんは、後悔の言葉を述べました。
 「なぜに私は、愚かな考えを実行したのだろう」
 「そうでなければ、今ごろは色んなおいしいものを食べていられたのに」

 【教訓】これは、愚行権を優先しすぎると当初に組み立てた人生設計が大幅に狂ってしまうということを例えたお話です。