ネタのお言葉『disの画面に従えども後ろ姿を見ず』

 この言葉は、老子の「これに随(したが)えども後(しりえ)を見ず」の罵倒芸版である。
 【意訳
 ネット上で他所のdisり合いに参加した際に、初めは余裕でdisを投稿していたものの、次第に自説が不利になってくると、「なんでもよいからとにかく急いで反論せねば!」という心境になり、粗雑な出来のdisを多投し、ますます論敵たちを喜ばせる結果となります。

 およそネット上のdisり合いというものは、画面の向こう側の現象に気を取られがちであり、自分の姿を客観的に見ることが叶いません。
 そのようなときは、ネットの画面から離れて、鏡を利用して自分の後ろ姿を眺めて客観的な感覚を取り戻しましょう。
 そうすれば、disコメントの内容から主観が排除されて説得力が高くなります。

 「いや、disり合いは熱い感情に任せて途切れることなくコメントを投稿すべきだ、それが一人勝ちへの近道なのだ」と思う御方もいらっしゃるかもしれませんが、disり合いにはここぞという重要な時機はわずかなものであり、けっこう画面から離れていても大丈夫です。

 逆に考えると、ここぞというタイミングを見極める能力さえ身に着けておけば、ネットから離れて別の作業に没頭することも可能です。
 事実、経験を積んだベテランの罵倒芸論者たちは、四六時中ネットに張り付くことがなく、朝起きたときに1回、朝食前に1回、朝食後に1回という感じで、日常生活のついでにちらっとdisを投稿するスタイルです。

 というわけで、「いまの私、ネットの画面ばかりに気を取られているかも?」と思った際は、自分の後ろ姿を見つめてクールヘッドを取り戻しましょう。
 【意訳、終わり
 そのように老子はアドバイスしている。