ネタのお言葉『disのコメント、良い出来に非ざるはなく、disのコメント、悪い出来に非ざるはなし』

 この言葉は、荘子の「もの、あれに非(あら)ざるはなく、もの、これに非ざるはなし」の罵倒芸版である。
 【意訳
 あれやこれやと文章の構成を試行錯誤して、ようやく仕上げたdisコメントをネット上にアップして、
 「今日もまた、美しいdisコメントを読者さまにお見せすることができましたわ」と感慨に浸るも、しばらく時が経って見直せば、
 「あらら? こんな変なdisのコメントを、あたくしは書きましたかしら?」となります。

 あるいは、「なんとなく調子が悪いから、今日は適当にdisって終わろうかな……」という感じで公開したdisコメントであっても、しばらく時が経って見直せば、
 「これはすごい、誰よりも的を射たdisだ、いったい誰のdisだろう? はっ!? 僕が書いたdisじゃん!」となります。
 このように、ネット上でしばらく罵倒芸を行っていると、良い出来だったはずのdisが悪い出来のdisに見えてしまったり、その逆パターンも発生したりします。

 というわけで、「これこれこのように仕上げたdisだけが良いdisといえるのだ、それ以外の方法で作ったdisはダメなdisなのだ、そんなの絶対に公開してはいけないdisなのだ」などと固く考えず、
 「腹八分という言葉もあるように、まあまあよく出来たdisのコメントならば、それでよしとする」という緩やかな規律を自分に課しましょう。
 そうすることにより、ゆったりとした気分で画面と向き合うことが可能となり、引退する日が来るまで心の落ち着いた罵倒芸を行うことができます。
 【意訳、終わり
 そのように荘子はアドバイスしている。