「もしもアニメ『ポケットモンスター』の登場人物であるゴウさんが、インターネットを閲覧していた際に、それまでの人生で見たことのない芸を実行している論者の姿を目撃したら」と考えました

ゴウ:「おや? あの論者の再反論の仕方、どこかおかしいぞ?」

ゴウ:「みんなからのツッコミに対して、真正面から答えていないぞ?」

ゴウ:「気になるから図鑑で調べてみよう、スキャンボタンをポチっ」

ロトム図鑑:「論点のすり変えぇ!

ロトム図鑑:「議論の流れが自説にとって不利になるとぉ、別の話をひたすら語りぃ、議論をうやむやで終わらせるぅ!」

ゴウ:「なるほど、論点のすり替えという技か」

ゴウ:「いつの日にかミュウをゲットするという俺の夢に役立つか否かはともかく、」

ゴウ:「サトシとディベートを行う際には、重要な奥の手となるかもしれない」

ゴウ:「一応は思考にインプットしておこう、それっ」

ロトム図鑑:「ナーイス! ゴウの芸風に論点のすり替えが追加されますぅ!」

ゴウ:「どうだラビフット、俺の芸の幅が拡くなったぞ」

ラビフット:「……」

ゴウ:「リアクション無し? クールハートか? ヒバニーの時の陽気は、どこへ行ったんだ?」

サトシ:「おいおいゴウ! 俺たちが住むこの世界にはな、進化すると性格が変わるポケモンも居るんだぜ!」

ゴウ:「ふうん、それは知らなかった、ありがとう……って、サトシ居たのか」

サトシ:「ああ居たさ! ゴウが論点のなんちゃらを思考にイノセントした時からな!」

ゴウ:「そうなのか? じゃあ、ディベートするか?」

サトシ:「だが断る!……言い間違えた、ディベートする!」

ナレーター:「こうしてサトシとゴウは、インターネットの閲覧を中止してディベートを始めました」

ゴウ:「だから『思考にイノセント』じゃないって、『思考にインプット』だって」
サトシ:「えっ、君は千パーセント?」
ゴウ:「それはオメガトライブだって」
サトシ:「えっ、オロチのライトが眩しい?」
ゴウ:「それはモンスター銀河だって」
サトシ:「えっ、モエタランガ?」
ゴウ:「……。ちがうっつーの!」

ナレーター:「次第に意地の張り合いとなり、双方とも『お前にだけは負けたくないっ』となり、ついには非難合戦となりました」

ゴウ「なんだよ、その直感ありきの論は!」
サトシ「そっちこそ、客観的なデータで攻めてくるって、ずるいぞ!」

サクラギ博士:「おーい、サトシ君とゴウ君、調査して欲しいことがあるからガラル地方まで行ってきてもらえないか……」

サクラギ博士:「って、すごい雰囲気だな、自己主張の練習かい?」

サクラギ博士:「自分の考えをちゃんと言える若者たち、感心、感心」

サクラキ博士:「ゆえに今日の出張は免除してあげよう」
(おわり)
コハル:「……あたしの出番は?」
ワンパチ:「……ぼくのでばんは?」
ピカチュウ:「よかった、ぼくはかんぜんオフのひだった」